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Surface Pro 4 / 3 ビジネス活用日記

Surface Pro 4 / Surface 3 の意外と知らない活用法を発信します

Windows RTとWindows Phoneを隔てるMicrosoft Officeの高い壁

Microsoft Office Home and Business 2013 [プロダクトキーのみ] [パッケージ] (PC2台/1ライセンス)

 

 

先ほど、このような記事を書きました。その続きです。

 

Windows RTとWindows Phoneのアプリは、一部のコードを共有できるようになる - Viva! マイタブ (Surface 2 / Windows Phone)

 

似て非なるもの:Windows RTとWindows Phone

 

現在のSurface 2とLumiaを比べると、スタート画面は確かに似ています。アプリの見た目も似ています。Windows 8.1のModern UIはそもそもWindows Phoneが発祥なので、ある意味当然のことですね。

 

しかし、両者には決定的な違いが1つあります。それは「Microsoft Office」です。

 

Surface 2の最大の強みはほぼフル機能のOffice 2013

 

Surface 2=Windows RTの最大の強みは(ほぼ)フル機能のMicrosoft Office 2013が動作することです。

 

Microsoft自身も、コンテンツ閲覧に軸足を置いたiPadAndroidタブレットと異なり、Officeによりコンテンツ作成に対応できることを最大の売りにしています。

 

Surface 2が標準で2GBのメモリと最少32GBのストレージを搭載しているのは、デスクトップ上でOffice 2013を動かすためのトレードオフといえます。

iPad Airは1GB、最少16GB)

 

一方、Windows Phoneは512MBのメモリでも軽快に動作する

 

これに対して、Windows Phoneは、低価格スマートフォンでも動作するよう、機能が絞り込まれています。

 

Windows Phoneのうち、出荷台数ベースで最大勢力のローエンドスマートフォン・Lumia 520は、たった512MBのメモリと8GBの内蔵ストレージしか搭載していません。

 

この結果、Windows Phoneに搭載されているOfficeは、閲覧と簡易編集に特化したものになっています。

 

究極の選択:フル機能のOfficeか? 簡易版のOfficeか? 

 

以上のことから言えるのは、「Windows PhoneにWindows RTを統合する」というやり方でも、「Windows RTにWindows Phoneを統合する」というやり方でも、既存のユーザーに不都合が及ぶ可能性があるということです。

 

前者のケースでは、Surfaceシリーズのユーザーは最新OS上でフル機能のOfficeを使えなくなり、後者のケースでは、最大のユーザー数を持つLumia 520(とおそらく現行のほとんどのLumia)が、メモリやストレージの不足により最新OSへのアップグレードパスを断たれることになります。

 

「フル機能のOffice」をどうやってローエンドのスマートフォンタブレットに載せるのか、あるいは、載せないのか? きわめて難しい問題です。

 

カギを握るModern UI版Office(コードネーム「Gemini」)

 

ここからは単なる推測ですが、この問題は、開発中の「Modern UI版Office」を「デスクトップ版Office」を分けて提供することで解決するような気がします。

 

Microsoft teases touch-based Office apps for Windows 8.1 | The Verge

 

「Modern UI」版のOfficeはそこそこの機能を搭載し、メモリー1GBの機種でも動くようにする。ハイエンドの機種は、現行のSurfaceシリーズのようにデスクトップ版Officeを提供する。

 

あるいは、現行のiPhone版Officeのように、Office 365契約者向けのオプションとしてデスクトップ版Officeを提供することも考えられます。

 

いずれにせよ、ローエンドとハイエンドのデバイス双方で、それぞれのメリットが打ち消されないようなうまい展開を期待したいところです。

 

 

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